Kindle版で読みました。2003年に出された本を電子書籍化したもののようです。
そのためなのか、通常のKindleでできるマーカーをつけたり、ブックマークをつけたりということができないので、Kindleで読まれる方は気をつけてください。



さて、内容ですが「フードファディズム」をキーワードに食べ物、食生活などについて、主に栄養面、人の健康状態などを研究結果をもとに冷静に検証された内容が書かれています。

今回、私は「フードファディズム」という言葉を初めて聞きました。
フードファディズムとは、通常の食品や健康食品などあるものを食べさえすれば何かがものすごく良くなるという過大評価、もしくは、これを食べると危険であるという過小評価といった、本来その食品が持つもの以上の評価をすること。

周りを見渡しても、テレビや雑誌などでは、〇〇を食べれば太らない!とか、〇〇を食べると血糖値が下がる!とかそんな情報に溢れています。
そんな番組が放送されるとスーパーであっという間にその食品が品薄になったり、実際周囲の人にも〇〇が良いってテレビでやっていたから、〇〇を毎食食べているという人もいます。
私は、こういった〇〇がいい!というのには、どちからというと懐疑的だったのですが、それを理論立てて説明はできず、なんとなくアヤシイ、としか表現できませんでした。

この本では、具体例を幾つか挙げながら、本当にそんなに効果があると言えるのか?または、そんなに悪いものなのか?ということを検証結果を交えながら分析されているため、今まで自分がなんとなくアヤシイと思っていたことの一部がすっきりした感じがあります。

実際はどうなの?という検証のあとにずっと結論として語られているのは、すべての食品にそれだけ食べていれば圧倒的に健康になるなどの特別な食品はないし、例えばジャンクフードやスナック菓子は良くないからと絶対に食べるなということもなく、全てはバランスであるということ。
そして、食べるということは人の楽しみのひとつであり、自分の体を作るという目的以外に、美味しく、楽しく食べましょうということ。

自分の意思で食べるもの、食べる量を選べる今、流されるまま食べるのではなく、少し疑いを持ったり調べたり、でも基本は美味しく食べるという姿勢を崩さずに「食べること」をしっかり考えたいと改めて思いました。

そういえば昔、家庭科で習ったなという食品の成分や栄養素の話なども書かれており、改めて栄養と食生活について学び直すいい機会になると思いますので、オススメの本です。